5種類の医療ダイエット方法
医療ダイエットとは、クリニックや医療機関で行われるダイエットの総称で、メディカルダイエットや医療痩身とも呼ばれています。
エステサロンやジムなどで行われるダイエットとは異なり、資格を持つ医療従事者が医療機器や医薬品を用いて施術を行います。
代表的な医療ダイエット方法には、以下の5種類があります。
- ・ダイエット内服薬
- ・GLP-1注射(食欲抑制注射)
- ・脂肪溶解注射
- ・脂肪冷却
- ・医療EMS
医療ダイエットの種類を選ぶポイントは?
医療ダイエットも種類が豊富なので、ここではどのように医療ダイエットの種類を選ぶべきかをご紹介します。
目的をはっきりさせる
医療ダイエットをする際は、目的をはっきりさせて、それに合わせた施術を選択することが重要です。以下は、目的別のおすすめの施術例です。
- ・BMIが35以上の高度肥満
- ・BMIが25以上で肥満が関係する病気を患っている
- ・BMIが25以上で内臓脂肪の蓄積がみられる
予算から選ぶ
医療ダイエットを専門に扱っているクリニックの中には「月額8,000円! 」などと謳っているクリニックも存在しますが、数百万円する治療の分割料金だということもあります。
月額料金ではなく、単体の治療でいくらかかるのかを把握し、コース料金などがあればそれは適切な料金であるかを必ず確認しましょう。 その上で、自分の予算に合わせて治療内容を選ぶことが必要となります。
たとえば、GLP-1注射よりもGLP-1経口薬の方が安価である場合もあるため、まずは経口薬から試してみるというのもおすすめです。 効果が上がるにつれて料金も上がっていくものですが、予算を超えてしまうような場合は無理に医療ローンなどを組まずに予算内でおさまるよう検討してみましょう。
医療ダイエットでよくある気になる疑問Q&A
最後に、医療ダイエットに関するQ&Aをご紹介します。
肥満外来として保険適用になる条件は以下です。(BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))
- ・BMIが35以上の高度肥満
- ・BMIが25以上で肥満が関係する病気を患っている
- ・BMIが25以上で内臓脂肪の蓄積がみられる
脂肪溶解注射などは保険適用とならず、自由診療となります。
モニターになるには、クリニックのホームページから申し込むか、カウンセリング時にモニター希望であることを伝えるようにしましょう。
エステサロンでも脂肪冷却ができる機器を取り扱っている場合がありますが、医療機関で取り扱っている機器とは効果に差があります。
さらに、万が一トラブルが生じた場合にエステサロンでは医師が対応できないため、医療ダイエットとして医師の監修がある方が安心感があります。 他にも、エステサロンは継続して通い続ける必要があるため、思った以上に費用がかかってしまうケースもあります。
痩せるために運動をするという必要はないので、20~30分ウォーキングをするなど、運動不足を解消する程度の気持ちで取り組むと良いでしょう。 しかし、出来る限り規則正しい生活をする必要があります。暴飲暴食を避け、医師に指示された時間以降は食事を摂らない、しっかり睡眠をとるなど、生活習慣には気を付けましょう。
肥満の原因は、脂肪細胞が大きくなってしまうことですが、通常のダイエットではこの脂肪細胞を小さくすることしかできません。 しかし、医療ダイエットは肥満の原因となっている脂肪細胞自体を溶かして血中に吸収させ、老廃物として排出させます。
そのため、脂肪細胞の数を根本から減らし、ダイエットを成功に導くのです。しかし、脂肪細胞の数が減ったからといって油断をして暴飲暴食をしてしまうと再度太ってしまうこともあるため注意しましょう。
医療ダイエットで無理なく理想の体型へ!
医療ダイエットは、医療の技術でリバウンドしにくく効率的に理想の体を手に入れるダイエット手法。 さまざまな施術方法が存在しますが、自分がどの医療ダイエットの施術を受けるべきかわからないという方は、まずはカウンセリングで現状を把握し適切な施術方法を医師と相談することがスタートです。 自分のダイエットに対する目的をはっきりさせ、目的に合った医療ダイエットを行うようにしましょう。